熊本県天草市の人気レジャースポットの轟の滝で泳いだ人が体調不良に襲われる事態が相次いでいる。実際に体調不良になってしまった人を独自取材。先週火曜日に周辺で川遊びをしていた高校生7人全員が、その後下痢や嘔吐の症状で医療機関を受診。同様の症状を訴える人は増え続け、その数は少なくとも69人に上っている。体調不良者の続出を受け、県は4日前に遊泳禁止を呼びかける看板を設置。
熊本県天草市の轟の滝で泳いだ人が体調不良に襲われる事態が相次いでいる。今月9日から4日間にわたり轟の滝で川遊びをしていた高校生はその翌日、39℃の高熱と下痢の症状が4日続いた。体調不良に陥っていた人に共通していたのは川遊びをしていたという点。体調不良に陥った高校生は「最近雨が降っていないので水がぬるかったり少なかったりした」と話している。天草市本渡では先月22日〜今月18日までの期間降水量1.5mm、猛暑日26日(気象庁より)。2021年撮影の映像には3つの滝が流れているが、先週月曜日の映像には滝の数が1つ。熊本県の水質に詳しい熊本大学・川越保徳教授によると水量が減ったことで滝つぼの水が流れにくくなる→暑さで病原性の微生物が増えた可能性があるという。さらに水環境問題に詳しいグローバルウォータージャパン・吉村和就代表は、野生動物のふんなどに入っている病原菌が川に流れ込み滝にたまった可能性を指摘。山に囲まれている滝の周辺にはイノシシなどの野生動物が頻繁に出没するという。感染症の専門家、東邦大学感染制御学教授・小林寅テツ教授は「明らかな食中毒症状。経口的に病原体が体内に入る経口感染」と話す。熊本県は川の水が原因による感染症も疑われるため水に入らないよう呼び掛けている。
熊本県天草市の轟の滝で泳いだ人が体調不良に襲われる事態が相次いでいる。今月9日から4日間にわたり轟の滝で川遊びをしていた高校生はその翌日、39℃の高熱と下痢の症状が4日続いた。体調不良に陥っていた人に共通していたのは川遊びをしていたという点。体調不良に陥った高校生は「最近雨が降っていないので水がぬるかったり少なかったりした」と話している。天草市本渡では先月22日〜今月18日までの期間降水量1.5mm、猛暑日26日(気象庁より)。2021年撮影の映像には3つの滝が流れているが、先週月曜日の映像には滝の数が1つ。熊本県の水質に詳しい熊本大学・川越保徳教授によると水量が減ったことで滝つぼの水が流れにくくなる→暑さで病原性の微生物が増えた可能性があるという。さらに水環境問題に詳しいグローバルウォータージャパン・吉村和就代表は、野生動物のふんなどに入っている病原菌が川に流れ込み滝にたまった可能性を指摘。山に囲まれている滝の周辺にはイノシシなどの野生動物が頻繁に出没するという。感染症の専門家、東邦大学感染制御学教授・小林寅テツ教授は「明らかな食中毒症状。経口的に病原体が体内に入る経口感染」と話す。熊本県は川の水が原因による感染症も疑われるため水に入らないよう呼び掛けている。