NATOの首脳会談は2日目に入った。この後ウクライナのゼレンスキー大統領が出席して今後の支援などについて加盟国と議論を行う予定。ゼレンスキー大統領はウクライナのNATO加盟について期限を示すよう求めたが、NATOは共同声明で具体的スケジュールを示さなかった。ゼレンスキー大統領はこの後、今回新設されたNATOの加盟国とウクライナが対等の立場で協議するNATOウクライナ理事会の初会合に出席する予定で発言が注目される。今日の会議の焦点はNATOに加盟するまでの安全をどう補償していくかであり、G7首脳はウクライナの長期的な安全を保証するための共同宣言に署名する予定。イギリス政府によると共同宣言には戦争を終結させ将来のロシアによる攻撃に対応する為の長期的支援が盛り込まれ、各国が防衛装備の提供やサイバー対策の支援、軍事訓練の拡大などを行う。アメリカ政府高官は、「共同宣言は今後のロシアからの侵略を防ぐための非常に大きなメッセージ」になると強調している。