まもなく終戦の日を迎えるにあたり、今日から戦争の記憶を未来につなぐニュースを伝える。ウクライナ・キーウから避難しているファジリャ・ボロジナさん(20)・マリアさん(19)の姉妹は、ふるさとで仕事を続けている母親から離れ、去年9月から広島で生活をしている。二人は、広島に来てから何度も平和公園を訪れたが、被害を直視する心の準備ができていないことから、原爆資料館には一度も足を踏み入れられずにいた。今年5月、G7サミットに合わせて、ゼレンスキー大統領が広島を訪れた。ゼレンスキー大統領に声を届けようと、姉妹は平和公園の近くに行って見守っていた。しかし、戦争の終わりはまだ見えないままとなっている。そんな中、妹のマリアさんの大学入学を機に、ウクライナへ帰国することになった。姉妹は、恐怖はあるが大切な家族や友人のそばで暮らしたいという願いを持っているという。