厚生労働省によるとフルタイムで働く女性の平均賃金は去年の時点で男性の7割ほどにとどまりG7では男女の賃金格差が最大と指摘されている。政府は物価高を上回る持続的な賃上げの実現を目指す上でも賃金格差を解消する必要があるとして、雇用政策など担当の矢田稚子首相補佐官トップに関係署長による作業チームを新設、きょう初会合を開く。作業チームは各業界の実態把握を進めながら課題の洗い出しに賃金格差の解消へ対応策の検討を進める。検討ではいわゆる「年収の壁」にとらわれない働き方や非正規雇用から正社員への転換の促進などが主な論点とされる見通で6月にも策定される骨太の方針に盛り込むことも念頭に中間報告をまとめたい考え。