アメリカの有力紙ニューヨークタイムズは3日、ベネズエラ政府高官の話として、今回のアメリカによるベネズエラへの攻撃で、民間人を含む少なくとも40人が死亡したと報じた。ベネズエラの国防相は4日、マドゥロ大統領の警護チームの大部分が死亡したと述べている。さらに、主権を確保するため国の全土で軍を動員したことを明らかにした。これに先立ち、ベネズエラ最高裁はロドリゲス副大統領に暫定大統領への就任を命じた。ベネズエラ市民の間ではアメリカに抗議するデモが行われる一方、マドゥロ政権に批判的だった人々からは歓迎の声が上がるなど、受け止めが分かれている。国連のグテーレス事務総長はアメリカの行動について、危険な前例になると危機感を示した。国連安保理の緊急会合を5日に予定。高市首相はSNSで、邦人の安全確保を最優先に関係国と緊密に連携して対応にあたると発信。一刻も早くベネズエラにおける民主主義が回復されることの重要性を訴えるとともに、従来から自由、民主主義等の基本的価値や原則を尊重してきた立場に基づき、G7や地域諸国を含む関係国と緊密に連携しつつ、ベネズエラにおける情勢安定化等に向けた外交努力を進めるとしている。
