ヒカキンさんなどが所属するYouTuberのマネジメント事務所であるUUUMは、上場廃止となり広告関連技術を手がけるフリークアウトホールディングスの完全子会社になる。歴史解説を専門とするYouTuber・ぴろすけさんと副社長さんは事務所に所属せず6年間動画を投稿し続け登録者数は現在50万人超え。自治体とのコラボも行っている人気YouTuber。YouTuberの増加で激しさを増す競争。CGを多用するなど、編集にこだわってきたが、15秒から1分ほどの短い縦動画ショート動画の流行が追い打ちに。TikTokの登場をきっかけにYouTubeにも2021年から導入された。ただ、ぴろすけさんたちによると広告収入は通常の動画の数十分の1程度だという。YouTuberが稼ぎづらくなったことで売り上げが減少傾向となっているのが人気YouTuberおよそ150組を抱えるマネジメント会社UUUM。2017年に上場しその後も売り上げは右肩上がりだったがショート動画が登場し長い時間の長い動画の人気が落ち込み始めると売上は減少。ビジネスモデルに限界が見え始めていた。そこでテコ入れに乗り出したのが広告関連技術を手がけるフリークアウト・ホールディングス。もともとUUUMの株式の過半数を取得していたが去年、TOB(株式公開買い付け)を成立させ今日の東証グロース市場からの上場廃止を経てあさってからUUUMを完全子会社化する。フリークアウトは、タクシーの後部座席のサイネージを開発するなど広告に関する知識や経験が豊富な会社。UUUMを新たな形のタイアップ広告に積極的に参入させることで収益力を上げていきたいという。また今後は広告主とYouTuberを直接結びつける取引所を作り、さらなる成長を目指したいと言う。