今週はECBが理事会を開き、利下げを実施すると見られている。ユーロ圏のインフレが根強いなか、なぜ緩和に転じるのか、ヨーロッパ経済の専門家に聞いた。INGのカーステン・ブレスキー氏は「足元でユーロ圏の経済は回復の兆しをみせているが、まだ力強い回復とは言えない。鉱工業精算はいまだ軟調で個人消費も成長ペースが鈍い。ただ同時にインフレも2~3%程度に落ち着いてきたので、そろそろECBが金融政策を緩め始めてもいいタイミングだ。」などと述べた。一方で6月以降の利下げペースについては慎重になるとみている。その大きな理由のひとつがアメリカの金融政策にあると指摘する、などと伝えた。
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