アメリカの2月のISM製造業景気指数は、市場予想50.6を下回り、50.3だったことについてあおぞら銀行・諸我晃さんは「製造業指数は前回2年ぶりに景況感の分岐点となる50を超えてきたが、今回は50.3と再び停滞に近づく結果になった。新規受注が大幅に悪化し雇用も50割れとなった一方で、仕入れ価格が60代まで上昇し、インフレ圧力が強まっている状況。景気悪化の中でインフレが上昇するスタグフレーションへの懸念が高まる内容になったと思う。トランプ関税を受けた物価高懸念、需要の減退が大きく出たのではと思う。ドル円も下落し、スタグフレーション懸念はアメリカの長期金利低下、株価下落もあり、ドル円にとっては上値抑制要因になってくるかと思う。」などと述べた。