南米ブラジル北部アマゾナス州のマナウスにある公立の日本語学校を紹介。ここではブラジル人の教師が日本語を教える様子も見られる。アマゾナス州の政府が日本の支援を受けて2016年に設立すると、小学6年生~中学3年生にあたる約900人が学ぶまでとなっている。日本の学校教育を参考にカリキュラムが作られているのが特徴で、日本語・数学・理科の授業を日本語で行うことで1日に1度は日本語を話す形となっていて、中学校卒業までに基本的な会話を行えるようになるという。日本で仕事を得て日本に住みたいと話す学生の姿も見られ、工業地帯での労働を想定して原料などの専門知識を身につける狙いがあるという。日本企業が就職先として注目されていることが背景にあるという。第2次世界大戦の前後を通じて多くの日本人が移住していて、移民の子孫も多くが生活している。1967年にはマナウスにゾーナ・フランカという関税を優遇することで地帯を設置し、ゴム産業の衰退を受けて先端技術を活性化させる狙いがあった。この制作によってマナウスには世界から600の企業の工場が進出しているが、日本企業は雇用条件の良さも人気の理由という。マウリシオ校長は最も多くの収入を得られるのは工業地帯で働くことであり、生徒の半数が日本企業に就職できると話す様子を見せている。言語だけでなく日本文化に触れる機会もあり、手作りの竹刀を使った剣道を学ぶ様子も見られる。日本語の能力をさらに高めようと大学で日本語を学ぶ学生の姿も見られ、将来は通訳になりたいと話す様子が見られる。マナウスには英語・スペイン語等を学べるバイリンガル校があり今後も10のバイリンガル校が設立される予定となっているが、日本のバイリンガル校も受け入れの規模をさらに広げる予定という。
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