能登半島地震の被害を受けた石川県だが、能登町では今も元気に営業しているコーヒーショップがある。取材を受けて利用者は増えているといい、地元の利用者だけでなくボランティアの人も足を運んでいるという。断水の影響から当時は給水車の水を受け取ってコーヒーを淹れていたという。ここは近況を語り合う人のための場所となっているが、店長のまゆ穂さんは支援物資の受入と配布にも携わっている。支援物資は避難所にしか届けられていないものの、在宅避難者も大勢いることから在宅避難者のためにまゆ穂さんたちは街の衣料品店を拠点に水・食料や生活雑貨を100トン以上無償で提供してきた。インスタグラムを活用して1000人以上が支援の情報を受け取れる環境を整備していくと、まゆ穂さんの店は支援の情報が集まる場所となっていった。そして、全国で炊き出しを行う民間支援団体・BOND&JUSICEとも相談して炊き出しを呼びかけることに。コーヒーショップを拠点に繋がりが生まれ、地域の困り事が少しづつ解決へ向かう様子が見られる。
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