米国のSNS大手「メタ」はファクトチェックを廃止すると発表した。背景に何があるのか、伊藤アナの解説。メタはこれまでフェイスブックやインスタグラムなどに投稿された内容を、90以上の独立機関が確認&検証を行い、デマやヘイトなどについては削除してきたが、廃止する。今後、利用者同士が内容を補足する「コミュニティーノート」に変更するという。メタ・ザッカーバーグCEOは「我々が防げる有害な情報は減るが、問題のない投稿が削除されるケースも減る」と説明。トランプ次期大統領は「メタはコンテンツの閲覧を不当に禁止、制限して保守派を差別している」と批判してきた。明治大学・海野素央教授は「メタはトランプ氏に配慮した贈り物をした」と指摘。ザッカーバーグCEOは昨年末にトランプ氏の邸宅を訪問している。他にも、グーグルのピチャイ氏、アップルのティム・クック氏、アマゾンのジェフ・ベゾス氏も訪問している。海野教授は「イーロン・マスク氏を一人勝ちさせないために、IT大手がトランプ氏にすり寄っている」と話している。
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