スノーボード女子ビッグエアで、村瀬心椛選手が日本人女子としては初となる金メダルを獲得した。最後まで4回転ジャンプにこだわったそのわけとは。ビッグエアとは1度のジャンプで豪快なトリックを披露、決勝では3回ジャンプを行い、そのうち得点の高い2本の合計点で順位を競う。ただし2本のジャンプは異なる方向で回転しなければいけない。決勝を争うのは12人。日本勢は出場している4人全員が決勝に進出した。1本目、会場を沸かせたのは岩渕麗楽選手。3回転半で82点超えの高得点と、最高のスタートをきった。しかし日本勢に立ちはだかったのが韓国のユ・スンウン選手、大技4回転をオリンピックで初めて成功。この時点でトップに立つ。さらに次の選手も4回転を決め、プレッシャーがかかる中、ここで登場したのが村瀬心椛選手。前回の北京五輪で銅メダル、去年の世界選手権でも優勝した日本のエース。決めてみせた4回転ジャンプ、会心のエアーでトップに躍り出た。ここから2本目、鈴木萌々選手が4回転、深田茉莉選手が3回転半。ところがこの2本目以降、高得点を叩き出したのが、前回北京大会の銀メダリストのゾイ選手。4回転をきめた。メダルを手にするには欠かせない大技4回転。ラストの3本目、日本勢は果敢に挑むが次々と転倒。日本勢でメダルの可能性が残るのはこの時点で村瀬選手のみ。ただ1本目に4回転をきめたものの、2本目は3回転半だった。3本目の4回転に全てがかかる。重圧の中、2度目の4回転に成功。スノーボードと出会ったのは4歳の頃、父親が滑る姿にあこがれたという。さらに小学3年生の頃には軽々とジャンプまで披露。類まれなるセンスを発揮し小学生でプロスノーボーダーになった。大人に混ざって大会に出場する中、中学生にして女子では世界で数人しかできない技にも成功。2018年、中学1年生で出場した国際大会では3回転半の大技を決めてみせた。2022年の北京五輪では、当時17歳で日本女子冬季五輪最年少メダリストになった。さらなる高みへこだわったのが大技への挑戦だった。おととし女子で史上初めて4回転を成功させた。
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