東京電力は猛暑の影響で電力需要が増したことで、8日午前9時から正午まで、中部電力の管内から最大20万キロワットの電力融通を受けたと発表した。厳しい暑さで他の電力会社から融通を受けるのは約2年ぶり。発電事業者「JERA」は停止していた千葉・神奈川の火力発電所も稼働し、福島県や茨城県などの火力発電所の出力を引き上げるなどの対応をとっている。今年5月の基本給などにあたる所定内給与は26万3539円と前年と比べて2.5%増加し約31年ぶりの高い伸び率になった。一方で、物価の変動分を反映した実質賃金は前年同比で1.4%減少し、マイナスは26か月連続(毎月勤労統計調査(5月分速報値))と過去最長を更新。依然として物価の上昇に賃金の伸びが追いついていない状況が続いている。