米国のトランプ前大統領は先月25日に行われたブルームバーグのインタビューの中で大統領に返り咲いた場合、2026年に任期を迎えるFRBのパウエル議長について「正しいことをやっていると私が判断できれば彼に任期を全うさせるだろう」と述べた。FRBを巡り市場ではインフレ率の低下傾向を受けてことし9月の会合で利下げに踏み切るとの観測が広まっている。トランプ氏は大統領選挙前の利下げについ「てそうすべきではないと分かっていながらFRBは実行するかもしれない」と述べ選挙の前に利下げをするべきではないとけん制した。また通貨について「私たちは大きな通貨の問題を抱えている。強いドルと弱い円、弱い人民元でこれはとんでもないことだ」と述べて、ドル高の是正を示唆した。さらに財務長官の候補としてJPモルガンチェースのジェイミーダイモンCEOを検討しているか問われると「ダイモンCEOをとても尊敬しているとして候補の1人だ」という考えを明らかにした。