JVCケンウッドの無線機の製造拠点が山形の鶴岡工場。基盤製作からソフトのインストール、組み立てまで一貫して行っている。最新モデルではトライバンドにするため、部品のサイズを小さくかつ、部品同士の間隔を狭めた。さらに基盤のネジ穴の数を減らすことで設計の自由度が上がり、より堅牢性を高めることができた。落下試験、低温試験、防水試験をして機能が損なわれていないか確認した。旧モデルでは内部構造が3つのパーツに分かれていて隙間から水が侵入してしまうケースがあった。最新モデルでは1つのパーツに成形して隙間をなくした。フロントの表示部分はキズ対策としてフィルムを使用していたが、強化ガラスを使用することにした。これらの改良点は開発担当者が海外の警察や消防など実際の現場で研修を受けて見つけた課題から生まれた。エマージェンシーボタンは大きく押しやすくなった。
JVCケンウッドは2つの会社が統合して生まれた。その一つが1927年に設立された後の日本ビクター。1939年に日本初のテレビジョン受像機を完成させた。1976年には家庭陽VHSカセッター第1号機を発売。もう1社が1946年設立の春日無線電機商会、後のケンウッド。創業時から無線に使われる高周波コイルを製造している。トリオに社名変更後の1978年には業務用無線機分野に参入した。1986年、トリオからケンウッドに社名変更。そのケンウッドと日本ビクターが経営統合して2011年にJVCケンウッドが誕生した。
JVCケンウッドは2つの会社が統合して生まれた。その一つが1927年に設立された後の日本ビクター。1939年に日本初のテレビジョン受像機を完成させた。1976年には家庭陽VHSカセッター第1号機を発売。もう1社が1946年設立の春日無線電機商会、後のケンウッド。創業時から無線に使われる高周波コイルを製造している。トリオに社名変更後の1978年には業務用無線機分野に参入した。1986年、トリオからケンウッドに社名変更。そのケンウッドと日本ビクターが経営統合して2011年にJVCケンウッドが誕生した。