3回目の備蓄米の入札があすから始まる。福島県産の「天のつぶ」どんな味?千葉・横芝光町、生産者が新米づくりに向けて動き出す。気になるのはコメの価格。スーパーの価格は15週連続で値上がり。5kgあたり4217円。備蓄米の放出後も価格は上がり続けている。午前9時、田んぼにやってきたのは苗を積んだ重機。植え付けるのは「ふさこがね」。さらに収穫量をあげるため暑さに強い別の品種も新たに植える予定。肥料や燃料などのコストが急騰しているためコメの価格が高くても農家が儲かっているとは限らないという。あす3回目の備蓄米入札へ。10万tは2023年産のブランド米。その中でも注目は福島県産「天のつぶ」。10万tのうち約7000tがこの品種。「かしら焼&もつ鍋 金太郎 新宿店」ではこのご時世でごはんおかわり自由。使うのは福島・会津産の「天のつぶ」。「天のつぶ」は福島県が15年かけて開発した思いのつまった品種。デビューは2011年、東日本大震災の年。真っ直ぐ伸びる稲に復興の願いが込められている。つぶが大きく冷めても味が落ちにくい。おにぎりやお弁当にぴったり。今回、市場にでまわる「天のつぶ」は2023年産の古米。倉庫で管理されているため味に問題はないという。カレーやチャーハンにしてもおいしい。