各地で続々と収穫されている新米。埼玉県内のコメ農家を訪ねると稲穂があたり一面に広がっていた。小池農園の小池貴史さんは、病害虫の防除を行ったり夏場の異常気象、猛暑に耐えられるよう土作りの資材を投入、色んなことの積み重ねが結びついた、思った以上に被害がなくて無事収穫を迎えられると話していた。つい先程発表されたコメの平均価格は前の週から120円値上がりし、5キロ4275円となった。なぜ大幅な値上がりが止まらないのか。一つはJAが農家に前払金として支払う概算金で、新潟コシヒカリ(一般)の概算金が昨年比1万3000円高い3万円まで値上がりしている。農林水産省亜きょう、ことし7月~来年6月までのコメの需給見通しを公表。今年の新米は生産が需要を最大50万トン程度上回る見通し。小泉進次郎農水大臣は午前9時半頃、コメを取り扱う事業者の皆さんの中には、まだ足りなくなるのではないかという声も伺っている、しっかりと情報をお届けすることで冷静に対応してほしい、と述べた。令和の米騒動から1年。政府の目論見通りにコメ不足は解消され、価格は落ち着くのか。