昨日、消費者庁はリチウムイオン電池は様々な製品に使われており、正しく使って欲しいと注意喚起を行った。リチウムイオン電池を使った身近にある製品を紹介(スマートフォン、モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホン、ノートパソコン、コードレス掃除機、電動アシスト自転車、携帯ゲーム機、カメラ、携帯扇風機、電子たばこなど)。番組はスマホのバッテリーが寒さに弱いのか実験した。気温22℃、湿度48%でスマホの充電100%の状態から2時間動画を視聴した場合、スマホのバッテリーは73%まで減ったが、気温10℃、湿度50%で同様に2時間動画を視聴すると、64%まで減っていた。2019年10月にリチウムイオン電池の生みの親でノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが番組出演した。1985年にリチウムイオン電池を開発し、1990年代半ばからポータブルCDプレーヤーや、ノートパソコンなどへの登載が広がり、電子機器を持ち運ぶモバイル文化の原動力となった。温度によるスマートフォンの電源が落ちるまでの時間に差があるというKDDIによる実験データがある。ダウンロード済の動画を繰り返し再生した場合、何時間後に電源が落ちるかを計測したもので、空調の効いた25℃の室内では電源が落ちるまで5時間46分持った。ところが冬の夜の東京と同じ0℃では4時間17分だった。一方で冬の北海道のマイナス20℃では2時間25分だった。そのため空調の効いた室内と、冬の北海道では2倍位上も時間の差がある。番組でLINEアンケートを行うと「10〜30%で充電する」という人が約4割いた。
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