1945年8月9日、長崎に原子爆弾が投下され、同年だけで約7万4000人が命を落とした。爆心地から1km以内にいた人はほぼ即死。3km離れた場所に福山雅治の父、祖母がいた。800mの地点にあったのが山王神社。境内のクスノキは焼き尽くされたが、芽吹き、今では高さ約20mの大木となった。長崎の人々にとって希望、平和の象徴だという。森田博満氏(90)は10歳の時に被爆し、高校卒業後に上京。被爆者というレッテルを貼られたという。老いた両親の面倒を見るために帰郷すると、繁茂する被爆クスノキに励まされた。福山は大木を目にすると、感じていることがちっぽけに思えたという。デビューアルバムには長崎を描いた歌「PEACE IN THE PARK」が収録されているが、売れ行きは芳しくなかったという。
2011年、番組のナビゲーターとして福山は地球上の絶滅危惧種と出会い、人生観が大きく変わったという。その後、被爆クスノキの目線を描いた「クスノキ」を発表。
2011年、番組のナビゲーターとして福山は地球上の絶滅危惧種と出会い、人生観が大きく変わったという。その後、被爆クスノキの目線を描いた「クスノキ」を発表。