千葉県市川市の教会で牧師下道恵さんはラッパーとしても活動しヒップホップを披露している。この日は初めての自身の教会でのイベントで「教会の敷居を下げたい、教会をライブハウスに変えたい。1つの夢だった」と話した。下道さんは牧師である父の影響で牧師になり言葉で人の心をすくい周囲の人望も厚い父の姿になりたいと考えたというが神学校では校則破りなど問題を起こしてばかりで2年で退学となった。他の学校に入り縁があった市川市で牧師になったあとも同じ教団の先輩と人間関係のトラブルを起こして孤立したが気持ちをラップにのせて吐き出したのが「RGP ANTHEM」だった。下道さんはラップは相方と話し「内面を乗っけることによって悲しいとかいう経験を一緒に乗り越えることができるツールだった」と話した。おととしから教会に通うともみつさんは仲の良い友人にも打ち明けられなかった長い間の悩みがあり心を閉ざしていたが下道さんのラップに励まされたという。教会ライブで最後に歌った「GOSPEL 素っ裸の美しさ」で今伝えたいことが入っているとし「ありのまま自分のままで等身大でやろうと思ったらこうなった。がんばりすぎて傷ついちゃうんだったらそういうのはしなくていいしありのままであなたは尊い。何度でも伝えていく」と話した。今後は障害のある人やヤングケアラーを対象としたイベント開催を検討中とのこと。
住所: 東京都三鷹市下連雀1-17-4