24年前当時17歳の少年が高速バスを乗っ取った西鉄バスジャック事件。この事件で大けがをした佐賀の女性が今年4月本を出版した。タイトルは再生。事件を経て一つの区切りになったという女性の24年間の歩みを取材した。本を書いたのは被害者の山口由美子さん。西鉄バスジャック事件では乗客1人が死亡、4人が重軽傷を負った。山口さんも顔などを切りつけられ大怪我をした。亡くなったのは隣に座っていた友人の塚本達子さん。退職後は自宅で幼児教室を開いていた。当時不登校だった長女との向き合い方に悩み教室を訪れた。塚本さんの存在は加害者の少年との向き合うきっかけになった。犯人の少年は不登校だった。少年院での面会が実現し謝罪を受け手紙が届く。事件後も不登校の子供などの居場所づくりを続けている。