サッカーJリーグが開幕。ファジアーノ岡山はクラブ創設20年目で初めてのJ1の舞台で戦う。ファジアーノ岡山・木村正明オーナーに話を聞いた。木村オーナーは「嬉しかったのはその日までで翌日からはいかにJ1で戦っていくか、J1にふさわしいクラブ、町になっていくか切り替えている」と話した。木村オーナーがチームの運営に本格的に関わり始めたのは2006年。当時、ファジアーノは地域リーグに所属していた。木村オーナーは「一番は広島と神戸、お隣にはプロのサッカーも野球もあって僕らの町には何もなかった。“岡山には何もなくていいんですか”と問いかけたかった」などと話した。また、決意を固めた理由について「秋田県で行われた全国社会人大会で2人だけ岡山からサポーターが来てくれた。負けたがトイレに行ったらそのうちの1人が泣いていてそれを見て腹をくくった」と話した。負債総額1000万円を超える苦しい経営状態からのスタートだったが、現在は8億6100万円のスポンサー収入がある。入場者数も増え、今シーズンはチケットが足りないという悩みがある。木村オーナーは「せっかく頑張ってJ1に行ったのにがっかりする人が増えている状況」と話した。今力を入れているのが多くの観客を収容できる新スタジアムの構想だ。特任教授をつとめる東京大学で研究チームを作り、町の活性化につながるスタジアムのあり方などを調査している。ファジアーノ岡山の初演はホームで京都サンガと対戦する。チケットとユニフォームは既に完売している。
住所: 岡山県岡山市北区駅元町15-1
URL: http://www.nhk.or.jp/okayama/
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