100年前に放送されていたのは、軍楽隊演奏・ニュース・天気予報。料理番組も、100年前の放送開始直後からあるという。古い番組表が保管されているNHK放送博物館。100年前の放送室日誌を見ると、家庭で作られる和食が多い中、気になるメニューは「マカロニービーフ」。レシピはなかったが、唯一手がかりとなったのは、当時の講師・佐伯矩。その人物にゆかりのある学校が佐伯栄養専門学校。大正から昭和にかけて活躍した医学博士・佐伯矩。外国人に比べて日本人の体が小さく寿命が短い理由は食生活にあると考え、栄養の大切さを国民に広めた。留学経験があった佐伯は、タンパク質と脂質が不足していることに着目。その解決策の1つが、当時あまり一般家庭では普及していなかった洋食を取り入れること。「マカロニービーフ」に繋がるレシピも残っていた。
住所: 東京都港区愛宕2-1-1
URL: http://www.nhk.or.jp/museum/
URL: http://www.nhk.or.jp/museum/