おおむね120年に一度全国一斉に花を咲かせるとされるマダケが薩摩川内市の竹林で周期を大きく外れて開花しているのが確認された。マダケの開花が確認されたのは薩摩川内市東郷町の市道沿いにある竹林。近所の男性が見つけ連絡を受けた鹿児島県森林技術総合センターの研究員が先月中旬、開花を確認した。マダケは古くから建築材や竹細工などに多く用いられ根を含め、竹の一部を別の場所に植えることなどで広まっていき今では北海道を除く全国に分布している。竹の生態に詳しい広島大学・総合学部長・山田俊弘教授によると「開花の仕組みは十分に分かっていないがおおむね120年に一度の周期で全国一斉に開花し一斉に枯れる」という。前回は1960年前後にその前は1840年前後に各地で開花したという記録が残っているという。次の開花は本来2080年ごろと見られ今回のマダケの開花はこの周期を大きく外れている。
住所: 鹿児島県鹿児島市本港新町4-6
URL: http://www.nhk.or.jp/kagoshima/
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