アジア最大級の宇宙ビジネスイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK 2023」が開催中。JAXAや民間企業、大学や自治体など91の企業・団体が参加。前澤友作氏が宇宙旅行で搭乗したソユーズの帰還船の実物も12月3日まで公開。イベントでは今回オーストラリアが初めてブースを構えた。その中で南半球での打ち上げ事業を手がけるサザン・ローンチは打ち上げの受注獲得を狙っている。オーストラリアは日本からアクセスしやすく地政学的リスクが低いことを売りにしており、オーストラリア大使館が全面的にバックアップするほど力を入れている。今回のイベントは出展数が去年の2倍近くに増加しており、背景には日本の宇宙戦略の強化があるという。先週可決された宇宙戦略基金の改正法案はJAXAを通じ長期的に資金を供給するもので、10年間で最大1兆円規模となる予定。今回のイベントの共催は三井不動産。宇宙戦略基金を受け、日本での宇宙関連ビジネスがさらに拡大するとみている。