2003年に開始したTポイントは共通ポイントサービスの先駆け的な存在だったが近年は他社が展開する共通ポイントサービスに押されていた。世界のVisa加盟店で使えるVポイントとの統合で利便性が高まっていた。三井住友グループ側はTポイントの知名度や顧客データを生かし本業の金融サービスの強化と拡大に繋げる狙いがある。新たなポイントの会員数は推計で約8600万人で通信大手が選考する「ポイント経済圏」の競争で存在感を高めている。ポイント経済圏を巡りNTTドコモがアマゾンの買い物でDポイントが貯まるサービスを開始。楽天グループも複数ある決済アプリの統合を決めるなど各社が新たな取組を相次いで発表しているという。