きょうの東京市場では、中国の中央銀行が住宅ローン金利などの長期の貸し出しの目安となる金利を引き下げたと発表したことを受けて、中国でビジネスを展開する機械関連などの銘柄を中心に、買い注文が広がった。日経平均株価は午前中、一時200円以上値上がりして、3万8700円台をつけたが、その後は、当面の利益を確定させようという売り注文が広がった。日経平均株価の午前の終値は、きのうの終値より31円74銭安い3万8438円64銭となっている。市場関係者は、約34年ぶりの史上最高値という節目を前に、売り買いが交錯する展開が続いていて、今週は、アメリカの半導体大手「エヌビディア」の決算発表を控えていて、株価の動向を左右することになりそうだと話している。