谷さんは「103万円の壁の引き揚げやガソリン税の減税の議論について、民意が政策を動かしたと感慨深く見ています。少数与党になったので、個別の政策の中身に議論が入っていくようになったことや、SNSで議論され、若者の意見がたくさん反映されることになったことに変化を感じます。税収が減る懸念について、検討・対応は必要ですが、103万円の壁は働く上でのインセンティブを削ぐ、経済にとってのボトルネックになっていました。このボトルネックが解消されれば働きたい人が働きやすくなり、経済の牌が大きくなる。牌が大きくなれば税収もポテンシャルが大きくなるため、そこまで心配する必要はないのでは」井出さんは「エヌビディアの決算は、供給遅れの懸念が伝わったブラックウェルについて、フアンCEOがどんな見通しを語るのかが注目です下手したら株価に莫大な影響が出かねない。今回示される見通し内容次第では、日本株も含めて、他の半導体銘柄にも大きく影響する可能性があり、S&P500、ナスダック、ニューヨークダウの主要3指数全部に影響します。エヌビディアが市場期待を超えてさらに高くなるのか、調整のきっかけになるのか大いに注目されています」などと話した。