大山さんの予想レンジは48800~49500円で、注目ポイントは「エヌビディア 粗利と5000億ドル」とし、「株価と総利益を見るとほぼパラレルに動いている。エヌビディアの株価は利益率が拡大するのか維持されるかがポイントになっている。ところが足元のマーケットがハイテク大手各社の巨額のAI設備投資の投資金額と全体で稼ぐ収益が釣り合っていないところが論点。そもそもデータセンタービジネスに必要な半導体の対応年数が約5年と限られているなかで投資回収ができるのかを論点にしている。調達コストを下げろと言われはじめていないのかなどエヌビディアの半導体ビジネスの事業環境が変化していないかどうかにも注意したい。エヌビディアのパートナー企業である東京エレクトロン、ソフトバンクなどがどのくらい影響を受けるのか懸念されるところ。フアンCEOが10月末の開発者会議において「2026年第4四半期から5四半期で製造する2000万個の半導体GPUが5000億ドルを売り上げる」という計画を明らかにしている。これは現行のセンター半導体の『ブラックウェル』、次世代の『ルービン』が売り上げをけん引する計画。ルービンへの切り替わりで半導体生産のブリバリが低下する可能性があるので余計に材料を投入しなければいけない。ルービンはメモリーを複数個搭載するということで高性能が担保されているが、最近注目されているのがAIサーバー、半導体向けの高機能ガラスを製造する日東紡。直近の株価調整局面ではむちゃくちゃ強い株価で工場フル稼働、データセンター・メモリー向けのスペシャルガラスの製作が進んでいる。生産が進めば進むほどボジティブだと考えている。」などと述べた。
