アメリカのトランプ大統領は6日、非難の応酬が続くイーロン・マスク氏が率いる企業と政府との契約の見直しを検討する考えを明らかにした。トランプ大統領は「全ての見直しを検討している。彼は補助金を大量に受け取っている」と述べた。トランプ大統領は5日にもSNSに「予算節約の最も簡単な方法はイーロンへの政府補助金と契約の打ち切りだ」と投稿しており、見直しの検討を重ねて示した形。また、マスク氏と「話す予定はない」と述べ、早期の関係修復に消極的な姿勢を示した。大統領選では多額の献金でトランプ氏の返り咲きを後押ししたマスク氏だが、その後トランプ政権の「大型減税法案」を批判。これにトランプ氏は「イーロンは誰よりも法案の内容を知っていた」と、EV(電気自動車)への補助金削減が分かり、問題視するようになったと主張。これにマスク氏は「ウソだ。この法案は私に一度も提示されていない」「私がいなければトランプ氏は選挙に敗北していただろう。恩知らずが」と反論。批判の応酬が続く中、トランプ氏は7日、NBCのインタビューでマスク氏について「野党・民主党候補に献金すれば深刻な結果を招くだろう」と述べた。大門小百合は「法案はきっかけでしかない。その前から2人の間には少しずつ不和があった気がする。この仲違いは双方にマイナスになる」などとコメントした。