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「OEM」 のテレビ露出情報

和食の日に制定されている111月24日。東京都内で開かれたイベントに多くの人が詰めかけていた。「博多雑煮」をはじめすまし汁の関東風や白味噌を使った関西風など地方の特色あるお雑煮を食べ比べる。「お雑煮という奇跡」と題したイベントを仕掛けたのは和風調味料を製造する久原本家 グループ。料理好きの人たちに「茅乃舎」というブランドで知られ、東京ミッドタウンやコレド室町など名だたる商業施設に出店している。その茅乃舎ブランドの生みの親が久原本家グループの河邉哲司社長。地方独自の味を追求する姿勢が茅乃舎を全国区へのブランドへと押し上げてきた。福岡県・糟屋郡久山町に久原本家グループの本拠地がある。今から130年前の明治26年、この地でしょう油の醸造会社として創業。河邊社長は大学を卒業すると4代目の跡継ぎとして22歳で入社する。当時は社員6人の小さな醤油蔵だった。過当競争に陥っていたしょう油での成長に見切りをつけ、しょう油を原料とするタレの開発に乗り出した。折しも時代は高度経済成長期。食品スーパーが一気に増えたことで久原本家が開発した様々なタレがほかの食品メーカーに採用された。河邊社長はこのときに売上が数年で5倍ほどに拡大したという。他の食品メーカーの製品に付属のタレを提供する「OEM」で久原本家の売上は急拡大した。その一方で「久原」というしょう油の成長が止まってしまったことを工場で働く人にするどく指摘された。1990年、「博多 椒房庵」というブランドで明太子を売り出した。明太子のブランドとしては最後発だったが国産の卵を使い素材の良さで勝負に出た。原価の高い国産たらこにこだわった椒房庵の明太子は徐々に美味しさが認められ、10年がかりで黒字化を達成。すると2000年、久原本家は直営店をオープンし自社ブランドの販売強化に打って出た。その店内に掲げられていたのは「商品は言葉を語らないが真剣に作手がモノづくりをして商品に提供したと伝わったときに客がクチコミで「これいいよ」と紹介してくれる」という意味を含めた「モノ言わぬモノにモノ言わすモノづくり」のスローガン。そんな久原本家のスタイルが全国に知られるきっかけを作ったのが2005年に開業した「御料理 茅乃舎」。久山町の山の中腹にひっそりと佇む茅葺屋根の建物。総工費は4億円。雨が降ると雨粒が茅葺きの表面をきれいに滴り落ちていく。「スローフード」の理念を掲げ四季折々の景色を楽しめる安らぎの空間。中でも人気なのは6月の夜、ホタルが舞う様子を眺めながら味わうディナー。地元の野菜をふんだんに使ったコース料理などを提供。名物の十穀鍋を楽しめる「芽コース・5500円」の十穀鍋でも使われている出汁を家庭の料理でも使いたいという客の声に答えてあご・とびうおを加えた「茅乃舎だし」という商品が誕生した。河邊社長は「かつおだしだけじゃなくあごを入れたのがポイント。私は博多の雑煮が大好きで中に入っているあごが大好き。福岡の食文化を広めたいという思いがありそれを表現した。最初は土産物みたいなイメージだった。」と話す。ところがその焼あごの風味がクチコミで広がり、茅乃舎だしは全国区のヒット商品になった。河邊社長が入社した45年前には売上が6000万円ほどだった醤油蔵が今300億円以上を売り上げる和食のブランドへと成長した。河邊社長は「地方のものでもいいものは受け入れられるということ。いいものを探し広める作業は我々の大事な将来の要素。それが130年続いている恩返しだと思っている。」などと述べた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年8月8日放送 22:00 - 22:58 テレビ東京
ワールドビジネスサテライトWBS Quick
ホンダはヤマハ発動機に対し電動バイクを供給すると発表した。OEM生産(相手先ブランドによる生産)でホンダが販売している電動の原付バイクをベースにした2つの車種を2025年春ごろからヤマハ発動機に供給する予定。電動バイクの事業拡大を狙い、今後、契約締結に向けた検討を進める。

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