劇団OiBokkeShiは老いや認知症をテーマに活動していて、2014年に旗揚げした。岡田忠雄さんは88歳の時に演劇をはじめ、現在99歳。2017年にインタビューした際、認知症を患う妻の郁子さんを介護していた。食事を投げ捨てられたり、罵声を浴びせられたこともあり、当時の日記には殺意が芽生えたと綴っている。介護福祉士として働いていた菅原直樹さんの助けもあり、岡田さんは献身的に支えてきた。劇団の看板俳優として名を馳せていくも、2018年に脳梗塞で倒れた。妻の郁子さんもこの世を去った。24年には胆管炎で舞台の降板を余儀なくされた。岡山市のサービス付き高齢者住宅で暮らすなか、2年ぶりに舞台に立つことが決定。6月、公演初日を終え、岡田さんには花束が贈られた。久留米での公演には主治医の橋本さんがゴーサインを出し、施設管理者の柴山さんがサポートすることを決定。多くの人々の支援もあり、岡田さんは舞台に臨むことができた。
