14日はバレンタインデー。原料のカカオ豆が高騰しチョコレートが値上がりする中、各百貨店が工夫をこらす今年の商戦を取材した。東京・新宿区にある伊勢丹新宿店では「〜パリ発、チョコレートの祭典〜 サロン・デュ・ショコラ 2025」が開催されている。伊勢丹新宿店サロンデュショコラバイヤー・田嶋紘一郎は、10％～15％程度値上がりをしている状況だと話す。強化したのはチョコレートと他の食材のコラボ。実演販売の強化にも工夫をこらしたという。日本橋にある日本橋三越本店では、バレンタインデーに向けた特設会場（スイーツコレクション2025）に併設して開催された「あんこ博覧会」。日本橋三越本店あんこ博覧会バイヤー・飛田毅さんは、カカオが高騰している状況の中で、チョコレート以外の楽しみ方をご提案するイベントの一つとして、開催と話した。森八の「いちごとアン」は人気の一品。カカオ高騰の中で迎えるバレンタインデーは百貨店と菓子職人の創意工夫が新たなトレンドを生み出している。