アメリカ・ニューヨークから。野村グループ・石光一彰さんに話しを聞く。ADP雇用報告はサービス業にささえられ予想を大きく上回る結果となった、10年債利回りも上昇し金利敏感株に重しとなっている、S&P500は前日まで3日続落しており堅調な経済データがソフトランディングシナリオを支える中押し目買いも見られるが神経質な展開が続いているとのこと。また、去年株式相場は堅調に推移し特にS&P500の上昇を牽引したとされるマグニフィセント・セブンはバンドワゴン効果でパフォーマンスを向上、去年12月にはS&P500のRSサイは80を超え買われすぎも意識された。またラッセル2000がS&P500やマグニフィセント・セブンのパフォーマンスを上回った。今年はこういった金利敏感や去年パフォーマンスが芳しくなかったディフェンシンブセクターなどマグニフィセント・セブン以外の主役が出てくる可能性がある。マクロでは今年はディスインフレや利下げが折り込まれた中での金融政策、大統領選を控えた政治的リスクなど強弱入り交じる材料が目白押し、セクター、銘柄、タイミングを捉えたトレンドが妙味を増すことになりそうとのこと。