日本の自動車開発は一般的に3年程度かかるとされているが技術革新が急速に進む中国では1~1年半と、極めて短期間で開発が進んでいる。こうした状況に対応すべく競争力の確保に向けて動き出した日本企業の取り組みを追った。去年発売した「マツダCX80」を運転する首席エンジニアの虫谷泰典さんが今、注目している新たな技術がある。自動車向けの技術開発を手がけるS&VLという企業が去年群馬・太田市にオープンした研究施設で虫谷さんが向かった先には大きなスクリーンがあり、真ん中の乗り物のようなものに乗り込んだ。運転しているのはデジタルの世界の道路。開発中の自動車の性能をデジタルの世界でテストできる「DiM300」というドライビングシミュレーターだ。このマシン、取り付けられているシリンダー型のパーツによってドライバーに伝わる。縦や横の揺れなどが細かく再現するという。およそ3万点に上る車の部品を画面上で瞬時に交換できるためマツダはこのマシンを開発に取り入れている。
デジタルの場合、一瞬だったタイヤの交換をデジタルではない開発の現場ではどのように行っているのか。マツダのR&Dセンターではリアルでかかった時間こそ10分程度だったが中には交換の作業だけで数時間かかる部品も少なくない。そのうえ走行試験を行った結果乗り味に納得がいかなければ、一連の作業は一からやり直しとなる。自動車の開発期間は一般的な新型車なら3~4年。開発費は年間で1000億円ともいわれている。マツダは開発のデジタル化を進めることで時間とコストを減らし、商品力の強化につなげたい考えだ。マツダも使うデジタルシミュレーターのサービスを手がけるS&VLの村松代表は以前トヨタでエンジニアをしていた。「実写を使ってフィーリングで見ていた部分がデジタルの世界に置き換わる、いまはちょうど黎明期だ」と話した。
デジタルの場合、一瞬だったタイヤの交換をデジタルではない開発の現場ではどのように行っているのか。マツダのR&Dセンターではリアルでかかった時間こそ10分程度だったが中には交換の作業だけで数時間かかる部品も少なくない。そのうえ走行試験を行った結果乗り味に納得がいかなければ、一連の作業は一からやり直しとなる。自動車の開発期間は一般的な新型車なら3~4年。開発費は年間で1000億円ともいわれている。マツダは開発のデジタル化を進めることで時間とコストを減らし、商品力の強化につなげたい考えだ。マツダも使うデジタルシミュレーターのサービスを手がけるS&VLの村松代表は以前トヨタでエンジニアをしていた。「実写を使ってフィーリングで見ていた部分がデジタルの世界に置き換わる、いまはちょうど黎明期だ」と話した。
