東京証券取引所では今日、今年最後の取引が行われ午前の終値は3万3470円となった。今年の株式市場は歴史的な上昇相場となり、年明けに2万5800円台からスタートし、その後は順調に上昇してバブル後最高値を更新した。さらに、先月20日には一時3万3853円と33年ぶりの高値水準となった。株価が上昇した要因は、5月に新型コロナが5類に引き下げられて経済活動が本格的に再開したこと、大幅な円安で輸出関連企業を中心に過去最高益を続出するなど企業業績が好調だったこと、アメリカの好景気と株高の後押しの3つだ。来年について、日経平均株価が史上最高値を更新する可能性があるという見方も出ていて、そのカギは「賃上げ」にあり、春闘で物価上昇を上回る賃上げが広く行われて、賃金と物価の好循環が実現できるかにあるという。