29日の為替の乱高下、政府・日銀が5兆円規模の為替介入に踏み切った可能性が指摘されている。重見吉徳さんは「投機の動きを抑制できている。効果があった。評価できる。再び投機筋はドル円相場で160円を試しに行く。そうなればもう一段の介入の可能性もあるのでは。外貨準備に限られる。投機筋はドル買いだといくらでも円が発行できるが、ドル売りはやや足元を見透かされやすい面はある」などと述べた。雇用コスト指数について松波さんは「雇用コスト指数は求人数割る失業者数に約6カ月ほど遅れて推移する傾向がある。今後の雇用コスト指数は低下方向にあるが、コロナ前に比べ高止まりしてしまう。過去にFedが利下げを開始した際の雇用コスト指数は3%台。昨日のデータは4%台。利下げはまだ見えてこない」などと述べた。