東京・渋谷区は今月1日から路上飲酒禁止の条例を施行した。条例施行前の先月末には、渋谷センター街に多くの人が集まって路上飲酒をしていた。渋谷区の集計によると、条例施行前にセンター街付近で路上飲酒をしていた人の数は1日に721人だったという。そして今月に入って条例が施行されると、路上飲みは激減したものの、一部からは「これからも続ける」という声があがった。続けるとした人からは「店で飲むのはコストが悪い。お酒を売らないでほしい」などと話した。路上飲みは渋谷区以外でも問題になっており、JR秋葉原駅では多くの人が路上飲みをしていた。路上飲みをしていた人は「条例自体が抜け目しかない。23区全部禁止にしないと意味がない。条例が決まった場所以外で飲むと思う」などと話した。渋谷区長は「他の自治体に広がってしまう可能性は否めない。広がらないように呼びかけをしていきたい」などと話した。