蒸気機関車58654号機は、1922年、大正11年に完成し、その後、SL人吉などとして、九州各地で運行されてきた。この蒸気機関車は、車体の老朽化のため、ことし3月に運行を終えていたが、整備のため、きょう未明に熊本市の車両センターを出発し、およそ8時間かけて北九州市に移された。この蒸気機関車は、車体の老朽化のため、ことし3月に運行を終えていたが、整備のため、きょう未明に熊本市の車両センターを出発し、およそ8時間かけて北九州市に移された。見学会では、動力を車輪に伝える主連棒と呼ばれる部品を取り付ける作業が特別に公開された。愛知県から参加した男性は「憧れのSLの運転席に入れた。来たかいがあった」と話した。この蒸気機関車は、JR九州が人吉市に無償譲渡することになっていて、ことし11月から、JR人吉駅前で一般公開される予定。