SLIMに関する解説。大きさは軽トラックより少し大きい程度で高さ2.4m、幅2.7mで重さは190kgと軽量化が施されている。各着陸機の重さとしてアメリカでは約1.3t、インドのチャンドラヤーン3号は約1.7tと日本のSLIMがどれほど軽量化されているのかが分かる。着陸の制度について各国のものは数キロに対し「SLIM」は100m以内とかなりピンポイントでの着陸が達成できたという。今回JAXAが掲げたスローガンは「降りたいところに降りる」を挙げている。今回どの程度の精度で降りられたのかは解析するのに1か月時間がかかるという。JAXAの國中均所長は「ギリギリ合格の60点。太陽電池の発電ができていない状況が確認されているため搭載されているバッテリーで運用されている」などと話した。柳澤氏は「SLIMは狙撃手と呼ばれている。数年後に人間が月に着陸するアルテミス計画でどこに降りるかを選定することで、ピンポイントで着陸地点を見つけることができたのは大きな一歩である」などと話した。