日本は先月、無人探査機SLIMがピンポイント着陸に世界で初めて成功した。東京大学大学院の宮本英昭教授は「月の表面を人間が歩くだけなら1960年代に成功している。コスト・リソースをかけず安全に月面に行くというのが今起きていること」と話す。月は地球と比べ、太陽光に対して自転軸の傾きが小さくほぼ垂直。このため南極付近では丘の上などで太陽光が当たり続ける場所ができるという。このような場所は温度変化が少なく、より長時間太陽光発電が可能になる。一方、クレーターの底などが影になるため低温になるため、水分があるのではないかといわれている。また隕石を調べると鉄でできている物などがあり、これらの資源を活用できれば地球から持っていく必要もなくなる。