先月、JNNの単独インタービューに応じたロシア元下院議員ナジェージュジン氏は唯一ウクライナ侵攻反対を表明し大統領選立候補を目指している。候補者登録に必要なのは多くの人の署名である。ロシア各地では署名する人の列が出来、先月末には10万5000人分の署名を中央選挙管理委員会に提出された。中央選挙管理委員会の作業部会は署名の約15%に不備があると主張し候補者登録の拒否を勧告した。大統領選ではプーチン氏の通算5選が確実視されているがナジェージュジン氏の出馬が認められない可能性が出てきた。ナジェージュジン氏は裁判に訴えるとした。認めるべきだと訴えるロシア動員兵の妻たちもいる。早期帰還を求める集会では20人超のメディア関係者らが当局に一時拘束された。中央選管はナジェージュジン氏側主張を聞いたうえで出馬を認めるか判断を下す。認められなければロシア国民が意志を示す機会を失われることになる。