バカリズムが紹介するのは「2時間ドラマのサブタイトル史」。2時間ドラマは視聴率獲得の為、各局が模索し続けたサブタイトルを紐解く。2時間ドラマは1話完結の現代劇で主人公が事件の謎に迫るサスペンス。2時間ドラマは1977年にテレビ朝日で放送された「土曜ワイド劇場」から始まった。記念すべき初回のサブタイトルは「時よ、とまれ」。当時は90分枠だったが1979年に2時間枠に拡大された。他局でも続々と2時間ドラマがはじまる。ピーク時には週7本サスペンスドラマが放送されていた。1980年代には2時間ドラマ戦国時代に突入。土曜ワイド劇場はサブタイトルの長文化をはじめた。テレビ欄で興味を引くためにサブタイトルを長文化した。1982年には24文字、38文字などと長文になっていった。他局でも長文化されるようになった。1986年には長文化がさらにエスカレートし、40・50字は当たり前になっていった。さらに旅情ものが増えていく。2時間ドラマの舞台となった都道府県は全部。2時間ドラマに欠かせない要素はお色気。「土曜ワイド劇場」では積極的にお色気を取り入れていた。お色気要素で各局が争うことになる。