バイデン大統領を呼び捨てにし怒りをあらわにしたのは日本製鉄のトップ。「USスチール」買収計画をめぐって今週バイデン大統領らを提訴。大統領が出した異例の中止命令。2023年12月、日本製鉄とUSスチールが買収に合意。デスクの片山薫氏はかつて世界1位の生産量を誇った米国を代表する老舗鉄鋼メーカーの買収に向けて、日本製鉄は従業員の雇用継続や設備の更新など相手に有利の提案を出したことで、USスチールの従業員・株主も前向きだったとしている。実現すれば生産量で世界4位からトップ3に食い込めるものだったが、今月3日バイデン大統領は「安全保障上のリスク」などを理由に買収の禁止命令を出した。日本製鉄とUSスチールが命令は不当介入として共同で訴えを起こした。一方、去年の大統領選のときに買収に反対の姿勢を示してきたトランプ氏だが、そのアメリカではトランプ氏が買収を受け入れるのではないかとの見方もあるという。