管理職を目指す気持ちはまったくない、あまりないと答えた若手・中堅社員が計65%近くに上ったことがリクルートMSの調査で分かった。若手・中堅社員の管理職志向は低く、とくに入社7年目まで下がり続ける傾向に。若手・中堅社員は管理職についてどう考えているのか街で聞いてみると「責任が重いのに対して給料の上がり幅があんまり大きくない」「人生の転機がきたらやめればいいかと思っていた」といった声が聞かれた。管理職志向が低くなっている背景についてTBS CROSS DIG with Bloombergの竹下氏は「管理職になるとその会社でしか必要とされていないスキルが身についてしまう。その会社でしか身につかないスキルを身につけてもしょうがないと思うという人も増えている」などコメント。さらに管理職志向と対局的なエキスパート職を志向する若手・中堅社員の方が多いという調査結果も。今後企業があに求められることについて竹下氏は「自分は下から上がっていって管理職になりたいのか、プレイヤーとして生き残りたいのか、あるいはプロの管理職になって転職しても通用するようになりたいのかという境目に来ていると思う。そのキャリア全てデザインできる制度がまだまだ日本には足りない」などコメント。