ブルックリンにあるカリブ地域からの移民が多く暮らす地区。動画を撮ってもらっているのがインフルエンサーのニコラス・ヌヴァンさん。この日立ち寄ったのは地元で人気のスープ専門店。看板メニューでカリブ海の家庭の味「豚テールスープ」を紹介した。ニコラスさん自身も移民。コロンビアで生まれ4歳のときに母親とともに渡米した。移民たちの暮らしや文化を広く知ってもらいたいとの思いから4年前からレストランや屋台を訪ねて紹介している。ニコラスさんの動画の特徴は店の特徴の紹介に留まらず、移民の人々の人柄や文化を引き出しているところにある。ウクライナ人移民が経営するレストランでは長寿の秘訣について、タイからの移民の店では夫との馴れ初めを聞いた。こうした投稿が人気を呼び、いまではSNSのフォロワーが260万人に達している。この日撮影で訪れたのは地元で「ママジュース」と呼ばれ親しまれているジュース屋。ママジュースの母国、トリニダード・トバゴはスチールドラムが発祥の打楽器の国。早速得意のリズム感を披露してもらった。「生活や人となりが分かれば親近感も沸き、やがて人種間の壁もなくなっていく」とニコラスさんは考える。
