日本時間の昨日、大谷翔平選手が2年ぶりにリーグMVPを受賞。発表された瞬間、大谷選手は隣にいた犬とハイタッチしていた。投票権を持つ記者30人全員が1位として認める2度目の満票受賞というメジャーリーグ史上初の快挙を達成。今シーズンは44本の本塁打でアジア選手初のホームラン王を獲得し、投手としても2年連続2桁勝利と2桁ホームランを記録した。地元・岩手県奥州市では朝早くから市民が集まり大谷選手の快挙を祝福。通っていた小学校でも後輩たちが偉業を祝福し、別の小学校では大谷選手の受賞を記念して特別給食が用意されたという。MVP受賞から11時間後、奥州市では祝福の花火が15分にわたって上がった。海外でもロサンゼルス・タイムズ紙が「大谷は2023年のシーズンで体の限界を試し、野球選手の新境地を開き続けた」と今シーズンの活躍を絶賛、USAトゥデー紙は「大谷より優れた二刀流はいない。ここ3シーズンは個人画廊のようだ。もっとも感動的な絵画を選ぶのは極めて難しい」と称えた。メジャーリーグに詳しいAKI猪瀬さんは「大谷選手が元気で二刀流をしているあいだはもうMVP投票をしなくてもいいんじゃないのかなというくらいの感じになってくると思う」と話した。FAへの影響については「アワードの受賞が選手の価値を上げるというのは、皆が想像するよりはないと思う」と話した。大谷選手は自身のSNSで「2023年ア・リーグMVPをさらなる飛躍の励みに来シーズンも頑張ります」とコメントした。