中国の活発な軍事活動や北朝鮮の弾道ミサイルの発射などが続く中、駐日米国大使らが輸送機オスプレイで東シナ海まで行き、日米韓の共同訓練を視察した。米軍輸送機「オスプレイ」4機がきのう午前9時半ごろ、相次いで福岡空港に着陸した。おとといから始まった日米韓の共同訓練を視察する米国・エマニュエル駐日大使らを乗せ、東シナ海の原子力空母・ジョージワシントンに行くため。エマニュエル大使らは、最新鋭のステルス戦闘機F−35Cなど艦載機の訓練を視察した。今回の訓練には日米韓の複数の艦船や航空機が参加していて、北朝鮮のミサイル発射など地域の安全保障環境が厳しさを増す中で、最新鋭の戦闘機の投入による防空能力の向上などを目的としている。艦上で開かれた会見で、トランプ氏に大統領が代わることの影響を問われたエマニュエル大使は、「安全保障は国家間の戦略上の問題であり、首脳が代わっても日米韓の協力関係が変わることはない」と述べた。