世界の人たちもボーカロイドカルチャーで自らの思いを表現し始めている。イギリスできくおのライブに参加していたリシーさんは、英語版初音ミクでオリジナル楽曲を作っている。中学生の頃に自閉スペクトラム症と診断され、人に自らの思いを伝えることに難しさを感じてきた。初音ミクの声を借りれば胸の内を表現できるのでは、と音楽を作り始めた。投稿した歌には世界中から共感の声が寄せられた。インドのカーヴィヤさんも、学校の友達に呼びかけてオリジナルの歌を作ろうとしていた。ヴィジャイさんもオリジナル楽曲の制作に取り組んでおり、タミル語のバーチャルボイスを自ら開発した。