ネットの言説を信じた50代の浩一さん(仮名)を取材。2019年に政治への興味からネットで自分に近い意見を集め始めた。テレビ・ラジオ・新聞から流れてくる情報が信じられなかった。浩一さんはトランプ前大統領について発信するインフルエンサーの情報を観て、不正によりトランプ氏が将来復活当選するものに特に興味を持った。自身もアメリカ大統領選挙では不正があると発信し、SNSに触れる時間が急増した。当時、浩一さんは仕事で評価されず、ネット上で“いいね”や賛同が得られることに気持ちが高揚したという。しかし、復活当選は起こらず、自分がおかしかったと気づいた。専門家は、そこにはネット特有の問題もあると指摘する。ワクチンに積極的だった人消極的だった人を見た時、どちらも同じ主張の人の間でばかりやり取りが行われていた。さらに、インターネット上では利用者のデータから趣味に合ったコンテンツを提供し、興味のある情報に囲まれてしまい、興味のない情報は弾かれてしまう。
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